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【英語】
英語の「英」とは、Englishという単語のポルトガル語訳inglesの漢訳「英吉利」の略である。他にInglaterraの漢訳とする説もある。英語という語はイングランド語あるいはイギリス語の略だが、フランス語やドイツ語など他のヨーロッパ発祥の言語と違い、日本ではこの言語のみ略称が一般的に通用している。
現在、連合王国全体としての国家語は英語であるが、連合王国に含まれるウェールズやスコットランドでは英語以外の言語話者もいる。
20世紀中盤まで、イギリスが多くの植民地を抱えていたことが、英語話者数の増加の要因となった(大英帝国を参照)。イギリスの採った植民地政策は間接統治であった。つまり、エリート層をイギリス本国で教育を受けさせ、それぞれの植民地へ送り返した。上層階級であるエリート層はみな英語で教育を受けたため、植民地行政では英語が支配的となり、独立後もこの状態が続く。かくして、旧イギリス領(現在その多くはイギリス連邦に加盟している)では英語が公的に(政治・経済・教育で)使われるようになり、イギリスとこれらの地域の共通語になった。
第二次世界大戦後、イギリスは徐々に国際政治での影響力を弱めていくが、同じく英語を使用するアメリカ合衆国がビジネス・メディア・自然科学・医療・芸術など学術・文化の中心地の地位を築き、世界秩序を構築したことなどによって、結果として国際的な集まりにおいては英語を母語としない人同士でも英語を共通語として意思疎通を図る場合が圧倒的に多くなった。例えば、航空管制では全世界において原則として英語で無線交信されている。このように英語が国際語、世界の共通語となった背景にはイギリス、アメリカ両国が深く関わっている。
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